理事長挨拶

 

 

  新たな時代を迎えて

 

   日本サーフィン連盟は1965年、昭和40年に創設し、今年で54年を迎えることができました。これも創設期からの多くの諸先輩方のお力によるものと、心より感謝を申し上げます。そして全国の支部長様、チームリーダーの皆様、13000人の会員様の日々の活動があってこそ、本連盟の今日があるものと実感しております。
   日本サーフィン連盟が設立した前年、1964 ( 昭和39) 年に東京オリンピックが行われました。そして56年の歳月を経てTOKYO 2020では、サーフィンは追加競技となりました。PARIS 2024の追加競技としても、サーフィンが推薦されています。このムーブメントは今後更に続くでしょう。
   東京オリンピックとほぼ同じ年月を経た連盟の歴史が、昭和、平成と時代を超え、オリンピック種目として新たな道がスタートします。世界で初めてのサーフィンオリンピックが、日本、TOKYO 2020から始まります。
   JOC日本オリンピック委員会の掲げるスローガンに「人間力無くして競技力向上なし」とあります。私たちはオリンピックスポーツとして、サーフィンを通じ、健全な精神と肉体を持つ人間を育てる事が求められています。
   連盟では今後もJOC、スポーツ庁と協力し、競技力だけではなく、人として素晴らしい選手の育成に力を入れて参ります。

 

 

飛躍の年となった2018年

 

   昨年は、ワールドサーフィンゲームス、ールドジュニア、ワールドアダプティブ、SUP& パドルボードチャンピオンシップ、ワールドロングボードに選手派遣を行いました。

   ワールドサーフィンゲームスは田原市、愛知支部の協力のもと、愛知県田原市ロングビーチの素晴らしい波で行われ、五十嵐カノア選手準優勝、村上舜選手4位、国別優勝。カリフォルニアハンティントンで行われたワールドジュニアでは、アンダー18 ボーイズ優勝の上山キアヌ久里朱選手を筆頭に、準優勝の安室丈選手と6名の入賞者を輩出し、国別優勝。アダプティブでは内田一音選手が優勝、小林柾郁選手が4位。SUPでは、堀越優華選
手が入賞。ワールドロングボードでは、田岡なつみ選手が入賞。参加した全ての大会で、日本の選手が表彰台に上がる活躍をしました。日本のサーファーのレベルアップは世界で認められてきています。
   この成果は選手の一人一人が世界のトップを目指し努力を積み重ねた結果です。加えて多くの方々のサポート、長年サーフィンに携わっていただいている先輩方、会員の皆様のお力添えもありました。日本のサーフィンの文化が、世界にまた一歩近づいているのを強く感じます。
   2018年全日本選手権では過去最大1000名を超える出場者を集め、三重県志摩市国府の浜で開催されました。期間中には、サーフ・ツーリズム・シンポジウム、アダプティブサーファーのデモンストレーションも行われました。

   今後も主催大会では、ネットでのライブ配信をはじめ、ポイントコール、プライオリティルールを可能な限り導入し、世界基準でのコンテストを目指します。一般の方が観戦して楽しめるコンテストとして、サーフィンの魅力を伝えて参ります。
   世界大会だけでなく、ローカル大会や支部予選にもドラマがあります。勝者には勝つ理由があり、勝者は皆から賞賛されます。オリンピズムの原則に「スポーツすることは人権の1つである。全ての個人はいかなる種類の差別も受けることなく、オリンピック精神に基づき、スポーツする機会を与えられなければならない、オリンピ
ック精神においては友情、連帯、フェアプレーの精神とともに相互理解を求められる」とあります。オリンピック競技となったことで、スポーツ競技として、アスリートとしての資質も重要になってきました。

 

 

揺るぎない3本柱で

 

   今年度も日本サーフィン連盟では、スポーツとしてのサーフィン普及を目指し、「裾野の拡大」「選手の強化」「社会貢献活動」の3つを重点課題として活動して参ります。
   「裾野の拡大」のためには、サーフィンスクール、プールスクール、オリンピックスポーツ体験、ビギナー向けのコンテストなどを通じて、より多くの方達にサーフィンの魅力を知っていただく機会を設けます。
   「選手の強化」では、JOCのサポートのもと、選手、ジャッジ、コーチの世界基準、国際レベルを目指し、育成します。TOKYO 2020では日本選手からメダリストの輩出を目指します。

   「社会貢献活動」では、毎年9月に行われている、全国ビーチクリーンアクトの実施や、環境省の実施する「プラスティックスマートキャンペーン」に参加。各大会でも救急法の講習を予定しています。全ての活動によって「サーフィンを楽しむ環境作り」につながることを目標とします。
   新しい年号の元年となる今年、新たな時代の幕開けとして明るい未来に向けて舵取りをして参ります。皆様には今後ともご理解ご協力をいただけますようお願いいたしまして、私の挨拶とさせていただきます。

 
一般社団法人日本サーフィン連盟

理事長  酒井厚志

2019年4月吉日

 

 

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