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日本サーフィン連盟では、ASP・JPSA・ISAルールに沿って2004年度より、ルール改正をします。 日本の選手が国内のプロコンテスト、国際大会、ASPコンテストに参加するに当たって、ルールに対して戸惑いもなく参加できるようにするとともに、国際ルールに沿うことで日本のレベルアップになることを期待しています。
今期の主催大会・支部予選から新ルールを適用します、NSA競技規定 を良く読んで内容を正しく理解し、把握してください。 ここで説明するのは大きく変わった点をいくつかあげています。
大きな変更点
1.ジャッジ基準の改定
サーファーが高得点を獲得する為には、波のクリティカルなセクションでスピード、パワー、そして流れを伴った、ラディカルでコントロールされたマニューバーを演じなけるばならない。
*イノベイティブ:(革新的)でプログレッシブ(斬新)なサーフィン、加えて多様性を備えたマニューバーは考慮され得点に反映される。サーファーが波の上で、もっとも難易度が高くコミットメント(積極的)にこの基準を遂行できればそれが高得点につながるものとする。
この改定の採点基準はいくつマニューバーを行なったかではなく、行なったマニュー バーの質がどれだけ高いかを見極め、ターンの深さ、トップへの上がり、技のキレ、そ れを行なう波のポジションとラインの大きさ、そしてパワフルなターンかどうかという 事であり、これらを質ととらえて採点されます。これは革新的で進歩的なライディング をショートライディングで行なった場合にも評価し、良い波に乗っても安易にラインを取るライディングには低評価の判断をすることです。
2.妨害の判定が波のカール側を優先(テイクオフの時点ではない)
旧ルールでは先にテイクオフをすれば、波を乗るその方向に優先権を得ることになっていましたが、新ルールではテイクオフの後・先に関係なく、その波のカール側を有す る選手に優先権を与え、その選手のライディングに支障がある場合は妨害であり、支障がない場合には妨害にはなりません。
これはどの状況でも適用され、優先権を持つ選手に支障がある場合は妨害となり、支障がない場合には妨害は成立しません。波の状況が同じでも優先権を持つ選手に支障がある場合と、支障がない場合では妨害の判定が異なります。
3.優先権について(2004ルールブックからの抜粋)
これらの場合における波の優先権は、コンテスト会場で各ポイントの状況により判断され、以下のカテゴリーに当てはめられます。
しかし、基本的にはその波がレギュラーかグーフィーかにより、どの選手がカール側のポジションにいるかをジャッジが判断する事になります。もしテイクオフをするはじめのポイントが、レギュラーかグーフィーかが定まらない時は最初にその波に乗り、完全なターンを決めた選手にその波の優先権が与えられます。
例1:ポイントブレイク
波が一方方向にしかブレイクしない場合は、カール側にいる選手にその波の絶対的な優先権が与えられます。図1ではテイクオフやターンをした時点にかかわらず、カール側にいるB選手に優先権が与えられます。
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図 1
A B

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これは一例ですが、コンテストでよくみかけるのはアウト側(カール側に対しての)の選手が先にテイクオフしてボードをカール側に向け、カール側の選手にプレッシャーを与えて乗せない場合、以前は妨害にはなりませんでしたが、新ルールではカール側の選手に支障があればアウト側の選手が妨害と判断されます。
ルールブックには代表的な事例が何例もありますので、正しく理解してください。
カール側でもスープからのテイクオフや、ワンピークでの場合はピークの奥からのテイクオフ(ビハインドピーク)した場合は、奥側の選手が妨害と判断される場合があります。 カール側とは波の奥側とは限らず、波のブレイクする瞬間が奥側を意味するので、スープや優先権を得た選手の奥側からテイクオフをしても優先権が与えられず、逆に妨害と判断されるかもしれません。 妨害が成立した場合、マキシマムウェーブ制では妨害をされた選手に、エキストラウェーブが直ちに与えらます。
4.採点・集計方法の変更(各ライディングでの平均点の合計)
従来は採点方法において0.5ポイント刻みで審査されてきましたが、新ルールでは各ジャッジの採点が0.1ポイントまで使用でき、集計時には少数点第2位(少数点第3位は四捨五入)まで算出する方法に変更となります。
集計方法も従来の5人のジャッジの順位の合計で決まる方法から、各ライディングにおいて4〜5人ジャッジのハイアンドローポイントをカットし、残りの2〜3人ジャッジの合計点の平均点が得点となります。これにより同点の確率が減ることでしょう。また、ジャッジペーパーと集計用紙も公表される方法に変更になります。
5.ベスト2ウェーブ制
新採点基準と関係がありますが、これからのコンテストではベスト2ウェーブ制が採用されることで、多くの選手が競技規定本数の波に乗れることでしょう。
従来は規定本数に乗れなくて負けることもあったと思いますが、今後は波の選択が出来るのとともに、ライディングの質のみで勝敗が決まることとなります。新採点基準とともに日本のレベルアップに繋がることでしょう。
6.ヘッドジャッジの権限の強化(妨害の判定、採点の修正)
選手にはあまり関係ありませんが、今回からヘッドジャッジの権限が強化され、採点・妨害の判断が統一されます。著しく違う採点や妨害の判断が違うジャッジはヘッドジャッジによって修正されますので、各ジャッジ間での順位のばらつきはなくなることでしょう。これにより、大会・ジャッジへの信頼度は更に高まることでしょう。
7.その他
各コンテストで波の状況によっては優先権や妨害の判断が異なりますので、大会に出場する選手は、開会式でジャッジ委員長のルール説明をその都度良く聞いてください。ルールを正しく理解することは、勝敗に大きく影響します。そしてコンテストエリアの波の状況をよく把握して競技することを心掛けてください。
(2004年度の東西選手権から採用)
- ベスト2ウエーブで行っている時、妨害成立した場合、2ウエーブの2番目のスコアーの1/2カットして、ベスト1と1/2の合計点が得点となる。
(2005年度改定)
- アップアフター、インアーリーは2005年度から国際ルールに沿って廃止する。マキシマムオーバーのペナルティーも廃止する。
NSA競技規定
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