NSA 公益社団法人日本サーフィン連盟

LICENCE 資格

規定科目・演技内容

規定科目技量

要求される技術 受験資格
支部主催 公認スクール
5級
  • ある程度の泳力があること。
  • パドリングをしてゲッティングアウトできること。
  • テイクオフしてある程度サーフボードの上に立つことができること。
  • ボディボードはキッキングを使ってテイクオフし、ある程度ライディングができること。
どなたでも受験できます
4級
  • 5級の能力に加えてテイクオフから確実なターンをし、プルアウトできること。
5級取得者またはNSA正会員(5級試験免除者)         
3級
  • テイクオフからレールを使ったターンで加速できること。
  • ショートボードは、リエントリーまたはカットバックが出来ること。
  • ロングボードは、ウォーキング・ウォーキングバックが出来ること。
  • ボディボードは、スピンまたはエルロロが出来ること。
  • ※3級以上にはボードコントロールが要求される。
4級取得者 実施していません
2級
  • その日のコンディションに合わせたグッドスケールに入るライディングができることが合格の判断基準となる。
  • フリーライディングで、スピード、パワー、フロー、コントロールなどをジャッジクライテリアに沿って審査する。
3級取得者
1級
  • その日のコンディションに合わせたエクセレントスケールに入るライディングができることが合格の判断基準となる。
  • フリーライディングで、スピード、パワー、フロー、コントロールなどをジャッジクライテリアに沿って審査する。
  • 2級以上の積極性、波を見る能力、ポジショニングなども審査の対象となる。
2級取得者

各級の審査方法

(備考)
4級から5級の審査について
4、5級は試技本数の中で規定の技術ができれば合格です。(1ウェーブですべての技術ができなくても構いません)

5級

1.泳力審査
  ビーチと平行にある程度(目安25m)程度泳ぐことができれば合格です。(泳ぎ方は自由です)
2.ライディングの審査
  ・パドリングの時にボードが安定していること
  ・テイクオフからある程度まっすぐ波を滑ること
  以上ができれば合格です。
  パドリングの時にボードが不安定だったり、テイクオフの動作(立ち方)が不安定だと不合格と
  なります。

4級

4級ではテイクオフから確実なターンをして、横に走ってからプルアウトできれば合格です。
ターンは、方向が変わればトップターン、ボトムターンのどちらでもよいですが、プルアウトは確実に波の裏側に出ることが求められます。

3級

<審査ポイント>

3級ではテイクオフからレールを使ったターンで加速できているかを審査し、リエン

3級ではテイクオフからレールを使ったターンで加速できているかを審査する。
ショートボードは、リエントリーまたはカットバックができることが求められる。
ロングボードは、ウォーキング・ウォーキングバックができることが求められる。
ボディボードは、スピンまたはエルロロができることが求められる。
3級以上にはボードコントロールが要求されます。
※波の状況を見て、ショートボードはリエントリーかカットバック、ボディーボードはスピンか
エルロロどちらかやり易い方をアドバイスしてください。

(リエントリー)
リエントリーは、ボトムからトップへアプローチできているかが求められる。
波の中間からのアプローチは不合格となります。

(カットバック)
波によって違いますが、だいたい波のショルダーからボードの方向が変わり、スムーズにレールを使って次の動作に入る体勢ができていれば合格です。ただし、失速しているカットバックは不合格となります。

<ロングボードの審査ポイント>
(ウォーキング、ウォーキングバック)
ステップがスムーズか、動作の時にボードがコントロールされているかを審査します。

<ボディボードの審査ポイント>
(スピン)
360度回り切れてライディングが続けられているかを審査する。
※フォワードスピンまたはリバーススピンどちらでも可
(エルロロ)
エルロロは、レールを使ったターンでアプローチできているかが求められる。

1、2級

1、2級の審査基準、合格基準をわかりやすくするために、その年のジャッジクライテリアと採点スケールを導入して審査を実施します。
審査はフリーライディング行い、マキシマムウェーブの中で規定科目技量に入るライディングができれば合格とします。

<ロングボード、ボディボードについて>
これまで、ロングボードはノーズライディング(ハングファイブ、ハングテン)、ボディボードはエルロロとフェイスでのフォワード、リバーススピンを取り入れることが1級または2級の合格条件となっていましたが、これらは「必須」ではなくなります。
しかしながら、これらのメジャーマニューバーを取り入れて演技することがグッドスケール(2級)、エクセレントスケール(1級)に入るポイントを出すには「近道」といえます。その日のコンディションで合格するにはどのようなライディングが求められるかマスタージャッジのアドバイスをよく確認して、検定に臨んでください。

参考:2021ISAジャッジクライテリア

ショートボード(ボディボードも同じ基準で審査)

サーファーが高得点を獲得するためには“WSL Judging Key Elements”に従った演技をしなくてはならない。
ジャッジは次にあげる主要な要素を考慮し採点する。

a) 積極性および難易度の高さ
b) マニューバーの革新性と進歩性
c) メジャーマニューバーの結合性
d) マニューバーの種類の豊かさ
e) スピード、パワーそして流れ
(注意)
開催地やその日の状況、同様に1日を通して変化するコンディションの中で、これらの要素の何に重点を置くかは極めて重要となる。

(ショートボードに関する規定)

ショートボードの長さ、幅、形などの規定は特に設けない。しかし、採点基準として、ショートボードのジャッジ基準を要する為、この基準に沿ったライディングに得点が与えられる。

ロングボード

サーファーは波のクリティカルなセクションをコントロールされたマニューバーでボート全体と波を利用した伝統的なロングボードサーフィンをすることが求められる。難易度が高く、スタイル、流れ、優雅さを伴うライディングをしたサーファーは高得点を得る事が出来る。

a) ノーズライディングとレールサーフィング
b) 波のクリティカルセクションへの深いターンは高いスコアを与えられます。
c) 1本のライディングの中でのよりバラエティに富んだマニューバー(ノーズライディングでの組
み合わせ)を考慮してスコアに評価します。
d) スピード(速さ)とパワー(力強さ)
e) 実効性と結果
f) コントロール(統制)とは、長いレールを使うコントロールマニューバーはスコアの要素となる
g) ノーズライディング時の足さばきや足の運び(クロスステップ)も評価する。

(ロングボードに関する規定)
a)ボードの長さはデッキ上で最低9フィート、幅の合計が47インチ以上の大きさでなければならない。
幅の合計とは、最大幅とテールから12インチ、ノーズから12インチの各幅の合計である。
b) トラディショナルなマリブシェイプのロングボードを使用し、マルチフィンやチャンネルがあってもかまわない。