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2025 ISA World Junior Surfing Championship DAY 1

日本代表

Photo:ISA / Pablo Franco

2025 ISA世界ジュニアサーフィン選手権(WJSC)が開幕し、日本代表チームは大会初日から存在感を示す滑りを披露した。
会場となったペルー・プンタロカスおよびエル・ボスケでは、選手の実力がはっきりと表れる良好なコンディションに恵まれ、
日本人選手たちもそれぞれの強みを発揮してラウンドアップを果たした。

TOWER-1 プンタ・ロカス
大会メイン会場のプンタ・ロカスでは、波は4~6フィート、セットでオーバーヘッドのうねりが入り、
ライトのポイントブレイクらしい力強いクリティカルなセクションが形成された。
弱いオンショアの影響はあったものの、スピードとマニューバーが評価されやすい波質で、U18女子では序盤から高得点が続出。
しっかりと波を選び、完成度の高いライディングが求められるコンディションとなった。

U18 Girls R-1 H-4 松野杏莉

日本チーム先発として登場した松野杏莉は緊張感のある中で冷静な試合運びを見せた。
波数の少ない難しい状況ながら、最も良い波をしっかりと掴みスコアを重ねて1位通過。
チームに勢いと良い流れをもたらす重要な役割を果たした。

Photo:ISA / Sean Evans

U18 Girls R-1 H-13 池田美来

池田美来は8.67、8.17と8点台を2本まとめ、ヒートトータル16.84のエクセレン
トスコアで堂々の1位通過を果たした。
前のヒートが不戦勝となり、急遽出番が早まるアクシデントもあった中、試合前のルーティンを十分に行えないまま海へ向かう状況に。
序盤は焦りからテイクオフを失敗する場面もあったが、そこからしっかりと気持ちを立て直し、
自身の経験と技術で試合を完全にコントロール。
WSLチャレンジャーシリーズ参戦で培った強さを、世界の舞台で証明する内容となった。

Photo:ISA / Jersson Barboza

TOWE-2 エル・ボスケ
エル・ボスケはレフトオンリーのポイントブレイクで、サイズはハラムネ、セットで頭前後。
比較的掘れた波は少ないものの、良いポジションから波をキャッチできればロングライドが可能。
時間帯によって波数に大きなムラがあり、ヒート中に「波が入る時間帯か、止まる時間帯か」を見極めた戦略が重要となるコンディションだった。

U16 Boys R-1 H-4 松野太郎
こちらの会場でも日本男子チームの先陣を切って登場。波数が極端に少ないスローな展開の中、
先手必勝の判断でインサイドの波を的確に選び、堅実にスコアを積み重ねて1位でラウンドアップ。
練習段階から見えていたインサイドのバンクを本番でしっかりと活かした内容だった。

Photo:ISA / Jersson Barboza

U16 Boys R-1 H-13 佐藤頼斗

ロータイドに近づき、波が入るかどうか読みにくい難しい時間帯でのヒート。
序盤に小ぶりな波を確実にキャッチし主導権を握ると、後半も冷静な試合運びでリードをキープ。
フィニッシュを決めきれない場面はあったものの、1位で逃げ切りラウンドアップを決めた。

Photo:ISA / Jersson Barboza

大会初日は、各会場ともにコンディションの見極めと戦略が問われる一日となった。
その中で日本チームは、経験値・判断力・対応力を存分に発揮し、非常に良いスタートを切っている。
この勢いを維持し、日本代表選手たちの活躍に期待したい。

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■2025 ISA World Junior Surfing Championship
名 称  2025 ISA World Junior Surfing Championship
主 催  国際サーフィン連盟(ISA)
期 間  2025年12月05日(金)~14日(日)※現地時間
開催地  Punta Rocas, Peru(プンタロカス/ペルー)

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