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2025 ISA World Junior Surfing Championship DAY 4

日本代表

Photo:ISA / Pablo  Franco

2025 ISA World Junior Surfing Championship(WJSC)は大会4日目を迎え、
引き続き素晴らしいコンディションのもと、数多くのヒートが最後の数秒までもつれる白熱した展開となった。
プンタ・ロカスでは4~6フィートの安定したスウェルが入り、エル・ボスケではロングライド可能なレフトブレイクが姿を見せた。
この日、プンタ・ロカスではU16 BOYSのR-2、U16 GIRLSのリパチャージ・R-1が終了。
エル・ボスケではU18 BOYSのリパチャージ・R-1の後、U18 GIRLSのR-2 H-18までが行われた。

TOWER-1 プンタ・ロカス

コンディション
・サイズ:昨日と同程度
・風:無風

U16 BOYS R-2 H-4 松野太郎

満潮に近づくにつれ、波数が限られると予想されたヒート。
スタートの一本目が勝負の鍵と戦略を立てて臨んだ。
前のヒートでインターフェアがありインターバルが長くなる難しい状況の中でも、
競り合い・ポジショニング・波選びすべてを冷静にコントロール。
ヒート序盤で最初のスコアリングウェーブを確実に掴み、7.17をマーク。さらにバックアップ6.60を揃え、
昨晩からの緊張を感じさせない完成度の高いサーフィンで1位通過を決めた。

Photo:ISA / Sean Evans

U16 BOYS R-2 H-13 佐藤賴斗

ヒート途中で波の質が変化し、ポジショニングが難しい展開に。
その中でも最もポケットのある波を掴んだが、ターンがやや詰まりフィニッシュが決まらずスコアは伸び切らない。
その後も会場全体を大きく使って良い波を狙ったが、わずかなズレが重なり3位で敗退。
悔しさの中でもすぐに敗因と改善点に向き合う姿勢を見せており、
この経験が今後の成長に大きくつながることを期待したい。

Photo:ISA / Sean Evans

U16 BOYS R-2 H-15 髙井汰朗

ヒート開始直後からすぐに波に乗るが、技が入りにくいタルめの波が続き得点が伸びない。
状況を察知し、素早く切り替えて本数を狙うが、セットでは波選びが噛み合わずスコアをまとめきれない展開に。
そのまま流れを変えられずヒート終了。
練習時には波選び、ライディングともに目を引く存在だっただけに悔しさの残る結果となったが、
メンタル面を含めた安定感が加われば、来年U18でのメダル獲得も十分に狙えるポテンシャルを感じさせた。

Photo:ISA / Sean Evans

TOWER-2 エル・ボスケ

コンディション
レフトオンリーのブレイク
サイズ:セットでカタ~アタマ

朝一から無風のクリーンコンディション。潮が上げている時間帯はインサイドまで張りやすく、比較的乗りやすい波が多い状況だった。
一方で潮が引き始めるとブレイクが早くなり、波を見極めるスキルが問われる難しいコンディションへと変化した。

U18 GIRLS R-2 H-4 松野杏莉

レフトのポイントでなかなか良い波を掴めず、ベストポジションを見つけられないまま中盤へ。
後半、しっかりと得点につながる波をキャッチしスコアリングに成功。
流れを掴んでそのまま1位でラウンドアップを決めた。

Photo:ISA / Jersson Barboza

U18 GIRLS R-2 H-13 池田美来

スタート直後から高い集中力を保ち、冷静な判断でベストポジションを確保。ヒート最初の良い波をしっかりものにし、高得点を獲得した。後半はスローペースとなりバックアップは伸ばしきれなかったものの、プライオリティを巧みに使いヒートを完全にコントロール。ジャッジからの印象も非常に良く、このまま順調に進めば今大会の優勝候補筆頭といえる存在だ。

Photo:ISA / Pablo Jimenez


R-2 H-16 高橋結奈

体調不良の影響で朝の練習ができず、ぶっつけ本番でヒートに臨む厳しい状況。
それでも勝負強さを発揮し、ロースコアながらも確実にまとめて1位通過。
フィニッシュターンが完全には決まりきらない場面もあったが、波のチョイスが冴え、
日本チームに勢いをもたらすヒートとなった。

Photo:ISA / Pablo Jimenez

明日はプンタ・ロカスではU-18 BOYSのR-2、エル・ボスケではU-18 GIRLSのR-2、U-16 GIRLS R-2が行われる。
世界のトップジュニアが集結するこの舞台で、日本代表チームは一人ひとりが確かな成長と強さを示しながら戦い続けている。
厳しいコンディション、プレッシャーのかかるヒートの中でも、
冷静な判断力と高い技術レベルで世界と真っ向から渡り合う姿は、多くのサーファーに勇気と希望を与えている。

大会はまだ続く。最後の一本まで自分を信じ、チームの力を信じて挑み続けてほしい。
Go!Naminori Japan!

12月10日(水) DAY-5 スケジュール

TOWER1:プンタ・ロカス はU-18 BOYS R-2(H-1から27)
U-18 BOYS R-2 H-  8 小野里弦(9:20AM / 日本時間 23:20)
                                H-  9 岡野漣(9:40AM / 日本時間 23:40)
                                H-12 足立海世(10:40AM / 日本時間 0:40)

TOWER2:エル・ボスケはU-18 GIRLS R-2(H-19から24)→U-16 GIRLS R-2(H-1から21)
U16 GIRLS  R-2 H-  4  馬場心(10:00AM / 日本時間 0:00)
                                 H-14 石井有沙(13:20AM / 日本時間 3:20)
                                 H-16 草深心虹(14:00AM / 日本時間 4:00) 


※今大会はリパチャージ(敗者復活戦)はR-1のみ。その後はノックアウト方式で勝敗が決まる。


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■2025 ISA World Junior Surfing Championship
名 称  2025 ISA World Junior Surfing Championship
主 催  国際サーフィン連盟(ISA)
期 間  2025年12月05日(金)~14日(日)※現地時間
開催地  Punta Rocas, Peru(プンタロカス/ペルー)

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