2025 ISA World Junior Surfing Championship DAY 7
Photo:NAMINORI JAPAN / Satoshi Namba
2025 ISA World Junior Surfing Championship(WJSC)は大会7日目は、
プンタ・ロカス では U-18 BOYS R-4→U-18 GIRLS R-4→U-16 GIRLS R-4が行われ、
エル・ボスケではU-16 BOYS R-3が行われた。
TOWER-2 エル・ボスケ
コンディション:レフトブレイク中心
波のサイズ:コシハラ
エル・ボスケは大きくサイズダウンし、5分以上波が入らない時間帯もある非常にインコンシスタントなコンディション。
ポジションもトリッキーで、波の来る場所へ柔軟に対応できる判断力が勝負を分けた。
U-16 BOYS R-3 H-2 松野太郎
朝一のヒートで波が止まり、スローな展開に。序盤に波に乗るも、途中で良くない波を選んでしまいプライオリティを失う。
その後、相手選手に良い波を与えてしまい苦しい展開となる。
後半、確実なターンでグッドスコアを獲得すると、最後は冷静に波を待ち、エクセレントスコアをマーク。
逆転で1位通過を果たし、明日へとつなげた。
Photo : ISA / Jersson Barboza
TOWER-1 プンタ・ロカス
コンディション:メイン会場のプンタ・ロカスは前日からサイズダウン。
波の入りが非常に読みにくい難しいコンディションとなり、状況判断力や対応力を含めた総合力の高い選手が勝ち上がる一日となった。
U-18 BOYS R-4 H-3 小野里弦、足立海世
日本人選手2名が同一ヒートに登場。序盤、小野里弦が好スタートを切り、開始5分以内に6点台を2本揃えて主導権を握る。
足立海世も良い波を掴むものの、鋭さを欠きスコアが伸び悩む展開に。
しかし、日本人同士ならではの戦略が光り、小野がプライオリティを維持することで、足立が波に乗れる状況を作り出す。
足立もバックサイドで良いターンを決め一時は2位につけるが、残り1分で他国選手に逆転を許し、惜しくも3位で敗退。小野は1位通過を果たした。
ジュニア最終年となる小野には、この勢いのまま大会をリードする活躍を期待したい。
一方、昨年U-16で5位入賞を果たしている足立にとっては悔しい結果となったが、
来年もチャンスは残されている。さらなる成長を遂げた姿での代表復帰に期待がかかる。
Photo : ISA / Sean Evans
Photo : ISA / Sean Evans
U18BOUS R-4 H-4 岡野漣
ヒート序盤から落ち着いた試合運びを見せる。レフトの波を掴み、インサイドまで丁寧に繋いで4.20をスコア。
続く2本目もレフトからライトへと振り、そつなくまとめ4.23をマーク。
4点台を2本揃え、試合残り10分の時点で2位のポジションを確保した。
しかし、後半に入ると相手選手も短いライディングながらパワフルな当て込みで4~5点台を重ね、
僅差の攻防の中で岡野は3位へ。1位・2位の選手がバックアップスコアを伸ばしたことで、
岡野に求められるニードは5.74まで引き上げられる。
残り3分を切り、勝負をかけて縦へ鋭くアプローチ。クリティカルなセクションでしっかりと当て込むも、スコアは5.53にとどまり、あと一歩届かず。
その後も最後まで波を追い続けたが、相手のガードやプライオリティに阻まれ、思うようにライディングのチャンスを得られないままヒート終了となった。
内容的には十分に世界で戦える完成度を示しただけに、結果に結びつかなかった悔しさが残る一戦。
それでも、冷静な試合運びと安定したスコアメイクは今後につながる確かな手応えであり、
次のステージでの飛躍を期待させるパフォーマンスだった。
Photo:NAMINORI JAPAN / Satoshi Namba
U16 GIRLS R-4 H-2 馬場心
奥のポジション争いにも積極的に行い、良い波を掴もうとする強い姿勢を見せる。
プライオリティを活かして波を厳選し、6点台を2本揃えて見事1位でラウンドアップ。
チームジャパンに勢いを取り戻す価値ある勝利で、会場を大いに盛り上げた。
Photo : ISA / Sean Evans
U-18 GIRLS R-4 H-1 松野杏莉
試合前から緊張が続く中でも、スタート直後に波を掴みヒートをリード。
しかし、焦りからプライオリティロストや波の選択ミスが重なり、その影響が最後まで響き、惜しくも敗退となった。
R-4 H-3 池田美来、高橋結奈
波数の少ないヒート。池田美来はバックサイドで良い波を捉えるものの、ターンが詰まり気味となり、
これまでのようにスコアを伸ばせない。さらに訪れたチャンスを逃してしまい、
それが決定的なミスとなり敗退。大会初日から高得点を連発し注目を集めていただけに、
非常に悔しい結果となった。負けを糧に成長できる選手だけに、今後シニアカテゴリーでの飛躍が期待される。
高橋結奈は積極的な波乗りを展開。セットの1本目でキレのあるトップターンを披露したが、
2本目に乗った相手選手のライディングと比較するとパワー面で及ばず、スコアは伸び悩んだ。
それでもパドルバトルを繰り広げ、最後まで果敢に攻めて5.20をスコア。
結果は敗退となったが、初の世界戦とは思えない気迫を見せ、
ライディングのみならずパドルや波取りでも自身の限界を押し上げる大きな成長を示した。
12月13日(土) DAY-8 スケジュール
TOWER1:プンタ・ロカスのみ
U-18 BOYS R-5→U-16 BOYS R-4→U-18 GIRLS R-5→U-16 GIRLS R-5→U-18 BOYS R-6→U-16 BOYS R-5
TOWER2:エル・ボスケは試合無し
U-18 BOYS R-5 H-1 小野里弦(7:00AM / 日本時間 21:00)
U-16 BOYS R-4 H-2 松野太郎(9:20AM / 日本時間 23:20)
U16 GIRLS R-5 H-2 馬場心(12:20AM / 日本時間 2:20)
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U-18 BOYS R-6
1位上がりならH-1 小野里弦(13:00AM / 日本時間 3:00)
2位上がりならH-2 小野里弦(13:20AM / 日本時間 3:20)
U-16 BOYS R-5
2位上がりならH-1 松野太郎(14:00AM / 日本時間 4:00)
1位上がりならH-2 松野太郎(14:20AM / 日本時間 4:20)
Go!Naminori Japan!
※今大会はリパチャージ(敗者復活戦)はR-1のみ。その後はノックアウト方式で勝敗が決まる。
最新情報はこちら → NAMIRNORI JAPAN Instagram
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■2025 ISA World Junior Surfing Championship
名 称 2025 ISA World Junior Surfing Championship
主 催 国際サーフィン連盟(ISA)
期 間 2025年12月05日(金)~14日(日)※現地時間
開催地 Punta Rocas, Peru(プンタロカス/ペルー)
大会の様子やヒートの結果、選手のオフショットなど
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この事業は「JSC競技力向上事業助成金」を受けて実施しています。















































