サーフィンでおすすめの時間帯は?
サーフィンは早朝がベストと言うのはなぜ?
サーフィンを始めた時、あるいは始めようとした時、上のような疑問を持つ方も多いのではないでしょうか?
サーフィンでおすすめの時間帯は早朝ですが、これには様々な理由があります。
本記事ではその理由と時間帯ごとの特徴、1回当たりの平均サーフィン時間などの情報をまとめます。
ぜひ本記事を参考にして、より快適にサーフィンライフを満喫しましょう。
- サーフィンにおすすめの時間帯は早朝
- 波のコンディションも良く人も少ないので快適
- 夕方も波は良いが人が多いので早朝の方がより良い
- 午前はローカルのサーファーが減るので初心者でも入りやすい
- 午後は波が悪く人も多いので、他の時間帯の方がより良い
- 理想は早朝だが、どの時間でもサーフィン自体は楽しめる
- 自分が無理なくできる時間帯で楽しむのがベスト
目次
サーフィンでおすすめの時間帯が早朝である理由
サーフィンでおすすめの時間帯は、早朝(朝一番)です。
この理由をまとめると、以下の通りです。
- 面のコンディションが整いやすいから
- サーファーが比較的少ないから
- 道が空いていて移動が楽だから
面のコンディションが整いやすいから
早朝は風が弱いため、波の面が乱されにくく、面のコンディションが整いやすくなっています。
また、風が陸から海に向かって吹く「オフショア」になるため、海面が鏡のようにツルツルになる「面ツル」の状態になりやすいこともメリットです。
早朝の風が弱い理由は「陸風と海風が交代する時間帯」であるためです。
陸風とは「陸から海に吹く風」で、海風は「海から陸に吹く風」です。
風は、気圧が高い場所から低い場所に向かって吹きます。
早朝は太陽が昇り、夕暮れ時は太陽が沈むことで、陸地の気温とともに気圧も変化します。
陸地の気圧が変化することで、陸と海で気圧の逆転が起こり、早朝と夕暮れ時は風が弱くなるのです。
かえでちゃん
【参考】朝夕に、風がふかなくなる時があるのですが、どうしてですか?|気象庁
サーファーが比較的少ないから
早朝はサーファーが少なく、快適に波に乗りやすいこともメリットです。
サーフィンには、以下のような様々なルールがあります。
ワンマン・ワンウェーブ | 1つの波に1人までしか乗ってはいけない |
---|---|
前乗り禁止 | 別の波でも、既にテイクオフしている人や、する寸前の人の進行方向のポジションでテイクオフをしてはいけない |
ライディングラインからのゲット・アウト禁止 | サーフィンをしている人のライン上やその延長上でのゲットアウト(沖に出る)をしない |
これらのルールは、衝突やプレイの邪魔を回避するためのルールであるため、人が増えるほど厳しくなります。
まさとくん
道が空いていて移動が楽だから
海のすぐ近くに住んでいる人でなければ、サーフィンをするために車を30分〜2時間程度運転して行くことが多いでしょう。
このような移動の際、道路が混んでいると無駄に時間もかかりストレスも溜まってしまいます。
しかし、早朝であれば渋滞もなく短時間で移動でき、ストレスも溜まりません。
波の大きさや質は、天候の影響を受けて毎秒のように変化しています。
かえでちゃん
サーフィンの時間帯ごとのおすすめ度と特徴
サーフィンの時間帯ごとのおすすめ度や特徴をまとめると、以下の通りです。
- 早朝:最もおすすめの時間帯
- 午前中:和気あいあいと楽しみたい人向け
- 午後:波が悪く人も多いのでおすすめできない
- 夕方:早朝よりサーファーが多いが波は良い
早朝:最もおすすめの時間帯
早朝はここまで説明した通り、最もおすすめの時間帯です。
風が弱いことや、オフショアの風によって面ツルになりやすく、サーファーも少ないため波に乗りやすいことがメリットです。
ただし、ポイントによってはローカルのサーファーの方々の力が強く、初心者のサーファーが入りにくいこともあります。
まさとくん
午前中:和気あいあいと楽しみたい人向け
午前中のメリットは、地元に根ざしているローカルのサーファーの方々が少なくなり、初心者や「よそ者」のサーファーでも、入りやすくなることです。
一方、サーファーが増えてくるため、波の取り合いが始まります。
また、風が少しずつ出てくるため、波の面が乱れがちになることもデメリットです。
かえでちゃん
午後:波が悪く人も多いのでおすすめできない
午後のサーフィンは、基本的におすすめできません。
午後になると陸の気温が上がるため、海から陸に向かって吹く「オンショア」の風が強くなります。
逆のオフショアの風(陸から海に向かって吹く風)の場合、風と波がぶつかることで波の荒れが止まり、面ツル(面が鏡のようにツルツルの状態)になりやすいです。
オンショアはその逆で、風が波の荒れを加速させてしまうため、面がガタガタになります。
また、午後は人数もある程度多いため、波の取り合いも多くなります。
オンショアで風が強い時は、まともにサーフィンができなくなることも多いです。
まさとくん
夕方:早朝よりサーファーが多いが波は良い
夕方は早朝に次いでおすすめの時間帯です。
早朝と同様に「夕凪」で風が弱くなるため、波の質が良くなる(面ツルになりやすい)ことが特徴です。
早朝と比較するとサーファーがまだ多いため、より快適に練習できるのは早朝です。
かえでちゃん
サーフィンは夜何時までできる?
夜のサーフィンは何時までできるのか、ポイントをまとめると以下の通りです。
- 自分の目でうねりを確認できるかどうか
- 夏は地域によっては20時程度までOK
- 海面を車のライトで照らして続けるサーファーもいる
自分の目でうねりを確認できるかどうか
一口に夜といっても、明るさ(暗さ)は季節や地域によって大きく異なります。
そのため、どの季節や地域でも共通する基準は「自分の目でうねりを確認できるかどうか」です。
確認できるのであればその時間まではサーフィンをしても良いといえます。
まさとくん
夏は地域によっては20時程度までOK
地域によっては、夏であれば20時程度までは問題なくサーフィンをできます。
この点は個人のサーフィンのレベルや夜間視力、その時の波の状況によっても異なります。
かえでちゃん
海面を車のライトで照らして続けるサーファーもいる
中上級者のサーファーは、海面を車のライトで照らして波乗りを続けていることもあります。
普段と違う状況でのプレイは良いトレーニングにもなるでしょうが、あくまで経験豊富なサーファーの選択肢です。
まさとくん
サーフィンは1回平均何時間くらいする?
多くのサーファーは1回当たり平均何時間程度サーフィンをするのか、ポイントをまとめると以下の通りです。
- 1ラウンド2〜3時間
- 平日の出勤前は1〜2時間の人が多い
「1ラウンド2〜3時間」のサーファーが多い
一般的には「1ラウンド2〜3時間」というサーファーが多いといえます。
多くの人は毎日サーフィンをできるわけではなく、移動や前後の着替えなどの時間もかかります。
かえでちゃん
平日の出勤前は1〜2時間の人が多い
海の近くに住んでいる人の場合、平日の出勤前にサーフィンを楽しむこともできます。
この場合は、1ラウンド1〜2時間程度という人が多くなっています。
まさとくん
サーフィンの時間帯に関する注意点
サーフィンの時間帯に関する注意点をまとめると、以下の通りです。
- ポイントごとに潮回りがベストになる時間帯は異なる
- 夏期の海水浴場は9〜17時前後までサーフィン禁止
ポイントごとに潮回りがベストになる時間帯は異なる
潮回りとは「潮の満ち引きの周期」のことです。
大潮の日は全体的に波が高く、小潮の日は波が低くなります。
また、同じ日でも満潮と干潮の時間帯で潮位は大きく変わります。
サーフィンで大潮と小潮、満潮と干潮のいずれが良いかは、ポイントによります。
どちらか片方が良い時もあれば、満潮から干潮への変化のタイミングが良いなど、パターンは様々です。
バリ島などの世界的に人気なサーフィンスポットでは、こうした潮回りのデータを数値化し「このポイントでは5〜6の潮位が良い」など、ピンポイントなガイドが記載されています。
かえでちゃん
夏期の海水浴場は9〜17時前後までサーフィン禁止
夏期の海水浴場は、9時〜17時前後までサーフィンが禁止されています。
期間は海水浴場ごとに異なりますが、最もスタンダードな期間は7月1日〜8月31日までです。
サーフィン禁止の時間帯もスポットごとに異なることがありますが、多くの場合は9時〜17時に設定されています。
大抵のスポットは監視員がいるのでこのルールを破ることはできません。
まさとくん
サーフィンの時間帯に関してよくある質問
サーフィンの時間帯に関しては、以下のような疑問点が多く見られます。
- 海で波が高い時間帯はいつですか?
- 海が1番綺麗な時間帯はいつですか?
- サーフィンにおすすめの時期はいつですか?
- 雨の日のサーフィンは危険ですか?
海で波が高い時間帯はいつですか?
海で波が高くなるタイミングは、干潮から満潮に向かう時間帯が特に多いとされています。
流れが発生しやすいタイミングは「上げ3分」と「下げ7分」です。
上げ3分とは、上げ潮(干潮から満潮になる潮)の潮位が3分目の状態です。
下げ7分とは、下げ潮(満潮から干潮になる潮)の潮位が7分目の状態を指します。
かえでちゃん
海が1番綺麗な時間帯はいつですか?
サーフィンをしない恋人・友達・家族などと一緒に海に行く場合、その人たちのために「海が一番綺麗な時間帯」を知りたいこともあるでしょう。
海が最も綺麗な時間帯は、一般的には「午前10:00〜午後0時30分」程度とされています。
この時間帯は太陽が空のほぼ真上にあり、太陽の光が海にまっすぐ差し込む「順光」の時間帯であるためです。
まさとくん
サーフィンにおすすめの時期はいつですか?
サーフィンにおすすめの時期は「7〜9月」です。
この時期は気温・水温ともに高く水着でもサーフィンをでき、ウェットスーツの着脱や洗濯の手間をなくせます。
また、良いうねりの波が多いこともメリットです。
初心者の場合は、人が少なくなる「9〜11月」がベストとされています。
この時期はまだ水温も高く、台風などの影響で波も良いため、上達しやすい環境が整っています。
かえでちゃん
雨の日のサーフィンは危険ですか?
雨の日のサーフィンは、特別危険ではありません。
むしろ、以下のようなメリットから、多くのサーファーに好まれています。
- 人が少なく練習しやすい
- 日焼けしにくい
- 風が吹きにくく波のコンディションが良い
デメリットは「準備や片付けが面倒」「河口付近では体調を崩しやすくなる」という程度で、正しくサーフィンをしていれば、リスクが大きく上がることはありません。
まさとくん
【まとめ】サーフィンの時間帯はいつがおすすめ?
サーフィンの時間帯は「早朝>夕方>午前>午後」の順におすすめです。
早朝は「サーファーが少なく、波のコンディションが良く、道路も空いている」という3点で最もおすすめできます。
夕方はサーファーがやや多いものの波のコンディションが良く、早朝の次に良い時間帯です。
午前はサーファーがやや増え、波のコンディションが崩れ始めますが、ローカルの方々が上がって雰囲気が初心者向けになる点がメリットです。
午後は波のコンディションも悪く人も多いため、サーフィンにはやや不利な時間帯といえます。
上記の通りベストの時間は早朝ですが、特に忙しい社会人の場合、常に早朝にサーフィンをできるとは限らないでしょう。
早朝以外の時間帯も、早朝ほど理想的な条件ではないものの、サーフィンは十分に楽しむことができます。
かえでちゃん
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