これからサーフィンを始める時、このように「最初にどんな持ち物が必要なのか」が気になる人は多いでしょう。
この記事では、こうした疑問にお答えして「サーフィンで最低限必要な持ち物・あると便利な持ち物」を紹介していきます。
「女性が持っていると便利なアイテム」も紹介しているので、女性・男性とも、これからサーフィンを始める方はぜひ参考にしていただけたらと思います!
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会員種別 | 年会費(税込) |
---|---|
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オープン会員 | 3,500円 |
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サーフィンの持ち物一覧
サーフィンで必要な持ち物を一覧にすると以下の通りです。
持ち物 | 必要な理由・活用の場面 |
---|---|
着替え | そのまま |
水着 | ウェットスーツの中に着る(夏は水着オンリーのことも) |
ラッシュガード | 半袖か長袖 |
ウェットスーツ | 特に春・秋・冬は必須 |
サーフボード | フィン・デッキパッドも一式装着している前提 |
サーフボードケース | サーフボードをしまう |
リーシュコード | ボードと自分をつなぐコード |
ワックス | サーフボードの滑り止め用 |
ビーチサンダル | 車から海・浜辺まで歩く用。車内用もあると便利 |
蓋つき収納ケース | 濡れ物を入れる。 |
ポンチョタオル | 着替え用。 |
ボード用タオル | サーフボードを拭く用 |
ポリタンク | 体を洗ったり、道具を洗ったりするのに便利 冬は保温性の機能が付いたポリタンクなら海から上がって体を洗う時に温かく浴びることができる。 |
道具洗い用の水 | 4リットル程度ポリタンクなどで運ぶ |
キーケース | 車の鍵を収納する。ネックレスタイプが便利 |
飲食物 | 移動中・休憩時間に食べる |
これらは基本的にサーフィンの「便利グッズ」で、持っていると快適です。
「絶対に必要なもの」は次の段落で紹介しますが、上の一覧のアイテムも「基本的に必須アイテム・必需品」と考えてください。
【最小限】サーフィンの持ち物
サーフィンの持ち物の中でも「絶対に必要なものをまず知りたい」という人が多いでしょう。
ここでは、サーフィンを楽しむために必ず必要な「最小限の持ち物」を解説します。
サーフィンを楽しむための「最小限の持ち物」は、以下の通りです。
- サーフボード
- フィン
- リーシュコード
- ワックス
- ウェットスーツ
順番に説明していきます。
サーフボード:最も必要なアイテム
当然ながら、サーフィンはサーフボードがなければできません。
長さによって「ショートボード・ロングボード・ミッドレングス」など呼び方は様々ですが、要はボードが絶対に必要です。
フィン:ボードをコントロールする尾びれ
フィンはイルカの尾びれのようなもので、サーフィンのボードの後ろにあり、ボードをコントロールする役目を持ちます。
最初から自分に合ったフィンはわからないため、まずはフィンが付いたサーフボードを、ショップの店員さんに相談しながら購入するのが良いでしょう。
リーシュコード:ボードと体をつなぐコード
リーシュコードは、ボードとあなたの体をつなぐコードです。
波でボードが流れていかないようにする、ボードが暴走して周囲の人を傷つけないようにするなど、様々な目的で装着する必需品です。
ワックス:ボードの滑り止めに塗る
サーフィンはライディング(波乗り)中はもちろん、腹ばいになる時やテイクオフで手を付く時など、あらゆる場面で「滑ると危険&プレイに支障が出る」ものです。
このため、こうした滑りをなくすためにワックスを塗ります。
サーフィンワックスはこちらの記事で、たくさん紹介していますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
ウェットスーツ:季節とポイントに応じたアイテムを選ぶ
ウェットスーツは主に防寒の目的で、季節とサーフポイントに応じたアイテムを選びます。
詳しい選び方や種類ごとの違いは「サーフィンのウェットスーツ」の記事で詳しく解説しているので、こちらを参考にしていただけたらと思います。
【便利】サーフィンの持ち物
「絶対に必要な持ち物」だけでなく「あると便利な持ち物」も知りたい人は多いでしょう。
ここでは、必須ではないものの、あるとより快適にサーフィンを楽しめるアイテムを紹介します。
あると便利な持ち物は、以下の通りです。
- 防寒用アイテム一式
- シートカバー
- サーフィン用耳栓
- サングラス
- ポリタンク&充電式シャワー
それぞれ解説していきます。
防寒用アイテム一式:ウェットスーツと併用
ウェットスーツと併用するアイテムとして、防寒用のグッズがあるとより快適にサーフィンを楽しめます。
- 防寒用サーフヘッドキャップ
- 防寒用サーフィンブーツ
- 防寒用サーフィン手袋
これらのアイテムが特によく用いられるものです。
シートカバー
車でサーフィンに出かける場合は、シートカバーがあると便利です。
濡れたウェットスーツのまま車で移動したり、髪が濡れていたりすると、シートが濡れてしまいます。
シートカバーがあれば、シートが濡れるのを防いでくれます。
シートが濡れるのが気になる方は、準備しておくと良いでしょう。
サーフィン用耳栓:サーファーズイヤー対策
サーファーズイヤーとは、冷水の刺激を長期的に受けることで、耳の骨が増殖し、耳の穴が狭くなる症状です。
この症状を防ぐためにサーフィン用の耳栓を装着することをおすすめします。
【参考】サーファーズイヤーについて|茅ヶ崎耳鼻咽喉科クリニック
サングラス:サーファーズアイ対策
サーファーズアイとは、サーファーに起きやすい目の病気のことです。
サーフィンをしていると、海面で反射する紫外線など、多くの紫外線を浴びてしまい、目が痛んだり、炎症を起こして充血する症状を引き起こす可能性があります。
サーファーズアイ対策として、サングラスもあると良いでしょう。
ポリタンク&充電式シャワー:体を洗い流す用
サーフスポットの近くにシャワーを浴びられる場所があれば良いですが、実際は少ないことも多く「あってもお湯が出ない」「順番待ちが長い」などのケースもあります。
このような時、充電式で動くアウトドア用シャワーとポリタンクがあると、いつでもどこでも体を洗い流すことができ快適です。
【女性向け】サーフィンの持ち物
「女性の場合、どのようなアイテムがあると特に便利なのか」を知りたい女性も多いでしょう。
ここでは、女性にとってあると便利なサーフィンの持ち物を解説します。
女性にとって便利なサーフィンの持ち物は、以下の通りです。
- ポンチョタオル
- 日焼け止め
- 化粧品類・ヘアゴム・生理用品
順番に解説していきます。
ポンチョタオル:着替えに必須
サーフィンの着替えは屋外ですることがほとんどであるため、女性は着替え用のポンチョタオルが必須です。
体を隠して着替えられるだけでなく、そのまま体の水を拭き取れる点も便利です。
日焼け止め:ウォータープルーフでUVカットが強力なもの
日焼け止めは必須ではないものの、やはり女性であれば「焼きたくない」という人が多いでしょう。
サーフィンの日焼け止めの種類やおすすめのアイテムについては「サーフィンの日焼け止め」の記事で詳しく解説しています。
化粧品類・ヘアゴム・生理用品
「あると便利なアイテム」は女性でも男性でもほぼ共通するため、残りはサーフィンとは直接関係ない「女性が普段持ち歩くアイテム」になります。
ヘアゴムについては、特にミディアムやロングの女性は、着替えの際など束ねる場面が多く便利です。
サーフィンの持ち物に関するQ&A
サーフィンで持って行くものについて「特にこの点を知りたい」というピンポイントな疑問も多くあるでしょう。
ここでは、サーフィンの持ち物に関してよくある質問と答えをまとめます。
- サーフィンスクールの体験で必要なものは?
- アウトドア用シャワーでお湯を出すことはできる?
- サーフボードケースはあった方がいい?
- 「すのこ」はあった方がいい?
- 腕時計はどんなアイテムがおすすめ?
- 100均で揃うサーフィングッズは?
- 冬サーフィンの持ち物は?
順番に回答していきます。
サーフィンスクールの体験で必要なものは?
これはスクールやショップによって異なります。
ほとんどのスクール・ショップは「体験に必要なもの」をホームページやSNSで一覧にしているので、それを見るとすぐにわかるでしょう。
アウトドア用シャワーでお湯を出すことはできる?
できる商品はあるのですが、高額であること、入荷まで時間がかかることなどから、強く必要を感じない限り、すぐに用意する必要はないといえます。
お湯は「50度〜60度」程度の熱さで「4リットル分くらいを魔法瓶に入れる」ことで、屋外でもそれなりに快適にお湯を浴びることができます。
浴びる際は、熱すぎないかしっかりチェックするようにしてくださいね。
まずはこの方法から試していただくのが良いでしょう。
サーフボードケースはあった方がいい?
サーフボードケースはあった方が良いでしょう。
サーフボードの保護や、座席にワックスが付くのを防止するのに役立ちます。
なお、サーフボードには、大きくわけてハードケースとニットケースの2種類があります。
ハードケースは頑丈なため、サーフボードをしっかりと保護してくれますが、重くて持ち運びにくく、車に乗せる際は大きくて邪魔になりやすいでしょう。
一方、ニットケースは軽くてコンパクトのため、持ち運びがしやすいですが、ハードケースと比較するとサーフボードを保護する性能は劣ります。
車移動がメインであれば、ニットケースでも十分です。
電車などで移動する場合は、ハードケースがあるとよいでしょう。
「すのこ」はあった方がいい?
足を洗う時、すのこがあると洗った後の足が汚れないため、非常に便利です。
すのこは100均でも買えるので、時間帯によっては海に行く途中でも調達できるでしょう。
腕時計はどんなアイテムがおすすめ?
基本的に防水性・耐衝撃性が高ければ何でもOKですが、特にG-SHOCKの 「G-LIDE」シリーズはサーフィンウォッチとして人気です。
トップサーファーの一人として知られる五十嵐カノア選手が着用されているモデルも、ラインナップに含まれています。
100均で揃うサーフィングッズは?
以下のアイテムは100円均一でも同じような物が揃いやすいアイテムです。
- ワックスリムーバー
- クラッシュテープ
- ワセリン
- ワックススタンド
- ひしゃく
- 耳栓
- S字フック
- ウェットバケツ
まだ持っていないアイテムがある場合、100円〜300円で買えるので「ひとまず買っておく」というのも一つの選択肢でしょう。
冬サーフィンの持ち物は?
冬サーフィンをするなら、以下のアイテムを揃えておきましょう。
- ドライスーツ・セミドライ
- サーフブーツ(ドライスーツの場合は不要)
- サーフグローブ(ドライスーツの場合は不要)
- 厚手のポンチョ
- ウェットスーツ用保温インナー
- ホットジェル
- サーフィン専用耳栓
- ヘッドキャップ
- ポリタンク・保温カバー・充電式シャワー
寒冷地の場合は、ブーツやグローブが一体化した完全防水のドライスーツは必須です。
寒冷地ではない場合は、セミドライを準備しておきましょう。
セミドライの場合は、サーフブーツやサーフグローブも必要になります。
防寒ではありませんが、サーファーズイヤー対策として、耳栓もあると良いでしょう。
サーフスポットに冷水シャワーしかない場合は、温水シャワーが浴びれるよう、お湯を入れたポリタンク・保温用のカバー・充電式シャワーもあると便利です。
【まとめ】サーフィンの持ち物一覧
今回は、サーフィンの持ち物の中でもごく基本的なアイテムを紹介してきました。
実際にサーフィンを始めてみると、その時期やスポット、楽しみ方によって「あると便利な持ち物」がさらに増えていくものです。
そうしたアイテムを少しずつ追加しながら、あなたのサーフィンスタイルにぴったり合った理想のアイテムを揃えるようにしてください!
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