ヘンププロテインは、麻の実をパウダー状にしたヘンプシードを原料とするプロテインで、その栄養価の高さで世界中から注目を集めています。
この記事を読んでいる人の中には、植物性プロテインの中でも人気がある、ヘンププロテインを試してみたいと考えている人も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、おすすめのヘンププロテインを8つ紹介していきます。
成分・料金・内容量を表にまとめ、商品ごとに比較しやすくなっているので、お気に入りのヘンププロテインがきっと見つかるでしょう。
ヘンププロテインの選び方やメリット・デメリットについても解説しているので、そちらも参考にしてみてください。
- ヘンププロテインは麻の実をパウダー状にしたヘンプシードが原料
- 必須脂肪酸・食物繊維が豊富なスーパーフード
- 5,000円〜6,000円/kgとプロテインの中ではやや高め
- オーガニック認証を取得したプロテインは品質に期待できる
- おすすめはHEMPS有機ヘンププロテイン
- オーガニック認証を取得しており、必須脂肪酸も配合
- 気になる方は一度試してみよう
引用:Amazon
この記事の監修者
管理栄養士
濵口 真佑実
保有資格等
管理栄養士国家資格/分子栄養学認定講師/スポーツフードアドバイザー/食育アドバイザー/食品衛生管理者
監修場所
ヘンププロテインとは?/ヘンププロテインの選び方/ヘンププロテインのメリット/ヘンププロテインのデメリット/ヘンププロテインの注意点/ヘンププロテインに関するQ&A
読者へのコメント
ヘンププロテインの主原料のヘンプシードは、食の安全がしばしば問題になる昨今、アレルギーやGMO(遺伝子組み換え作物)などの問題がなく子どもからお年寄りまで安心して食べられるものです。
経歴
「食と栄養を通して多くの人の心と身体の健幸に貢献する」ということを理念に管理栄養士として活動している。
卒業後病院で勤務している中で若くして倒れる方もみて予防医学への想いが強くなり、未病の段階へのアプローチを主にして活動していくようになる。
特定保健指導を行いながらフリーランスの管理栄養士としても活動し、栄養指導の実施人数は5,000人以上。フリーランスでは、スポーツジムでのパーソナル栄養サポートや集団栄養セミナー、スタッフへの栄養セミナーなど。飲食店のメニュー開発や料理教室、ケータリングなどの経験もあり。定期的にラジオに出るなど、栄養に関する発信をし続けている。分子栄養学認定講師でもあり、現在分子栄養学に特化したクリニックで勤務しながらフリーでは本気のプロテインをプロデュースしカフェでも提供している。目的に応じて栄養素の摂取量を増やすことで、より多くの作用を期待し、「病気にならない量」ではなく、ひとつひとつの細胞が必要とする栄養素の最適な量、適切なバランスを整えることによって、その細胞が正常に機能できるようになることを考えて栄養カウンセリングを行っている。
SNS・公式サイト等
インスタグラム:mayumi_0343
joyprotein:https://joyprotein.base.shop/
※監修者は商品・サービスの選定には関与していません。
目次
ヘンププロテインおすすめ9選比較表
商品名 | 参考価格(税込) | タンパク質含有率 | 1杯あたり炭水化物 | 1杯あたりのエネルギー量 |
---|---|---|---|---|
HEMPS 有機 ヘンププロテイン | 2,900円 (400g) | 53.5% | 4.3g | 68kcal |
カカベル ヘンププロテイン パウダー | 2,880円 (420g) | 50% | 1.2g | 120kcal |
GronG ヘンププロテインパウダー | 2,480円 (500g) | 49% | 4.0g | 76kcal |
MADPROTEIN ヘンププロテイン | 2,980円 (500g) | 44% | 6.0g | 79kcal |
HEMP STYLE ヘンププロテイン パウダー | 2,880円 (500g) | 50% | 6.6g | 120kcal |
アマナ ナチュラル ヘンプ プロテイン | 2,580円 (500g) | 47.6% | 7.8g | 104kcal |
ニューサイエンス ナチュラル ヘンププロテイン | 3,672円 (454g) | 50% | 1.2g | 120kcal |
NICHIGA ヘンププロテイン | 3,600円 (500g) | 49.8% | 7.2g | 116kcal |
※参考価格は記事執筆時点のものであるため、変わる可能性があります
※Amazonの価格を参考
ヘンププロテインとは?
ヘンププロテインは、アサ科のヘンプ(産業用大麻)の殻を外した「ヘンプシード」を原料として作られたプロテインです。
ヘンプは硬い殻に守られており、殻付きの種子は漢方や七味唐辛子によく使われています。
クセが少なく、きな粉に似た風味の自然な味わいと、植物性タンパクでは他にみないタンパク質が含まれています。
消化しやすく吸収されやすい構造をしており、その他の栄養価も高いため、日本だけでなく世界中でも注目を集めているのです。
まさとくん
ヘンプシードを粉末状に加工して製造されたヘンププロテインですが、化学的な処理を行なっていないため、ヘンプに含まれる豊富な栄養素が無駄なく含まれているのが特徴。
無添加でもあるため、健康に気を遣っている人・原料にこだわりがある人・ヴィーガンの方などにおすすめのプロテインです。
無添加のおすすめプロテインは、こちらの記事でも解説しているので、合わせて参考にしてみてください。
ヘンププロテインの選び方
ヘンププロテインをよく知らない人は、何をポイントに選べば良いのか、わからない人も多いでしょう。
以下では、ヘンププロテインの選び方で抑えておきたいポイント3つについて、解説していきます。
- メーカーや製造元を確認する
- 含まれている成分で選ぶ
- 続けやすい価格のものを選ぶ
メーカーや製造元を確認する
ヘンププロテインはオーガニックであることが大前提なので、製造元で有機栽培されたものか確認しておきましょう。
ヘンプは害虫に強く、農薬や化学肥料を使用せずとも、栽培ができる特徴があります。
※参考:産業用大麻「ヘンプ」は、究極のサステナブル素材? | Forbes JAPAN 公式サイト(フォーブス ジャパン)
ただし、ヘンププロテイン全てが100%無農薬で化学肥料を使っていないとは限らないため、なるべくオーガニック認証を取得しているものを選びましょう。
含まれている原料や成分で選ぶ
ヘンププロテインを選ぶときは、ヘンプに含まれる必須脂肪酸や食物繊維・ミネラルがバランスよく含まれている商品がおすすめ。
特に必須脂肪酸は厚生労働省が推奨するオメガ6とオメガ3をバランスよく含んでおり、他の食べ物にはないヘンプの特徴でもあります。
また日頃から運動している人は、必須アミノ酸や植物性タンパク質含有率など、身体のエネルギー代謝やタンパク質合成に欠かせない栄養素も含まれているか、チェックしてみてください。
続けやすい価格のものを選ぶ
ヘンププロテインはオーガニックで栄養価が高いことから、一般的なプロテインよりも値段が高く設定されています。
かえでちゃん
プロテインは飲み続けることが大事なだけでなく、ヘンププロテインは光で酸化してしまうため、あまり長く保存できません。
そうなると飲む回数も多くなり、結果お金もかかってしまいます。
なので、ヘンププロテインを飲み始めるときは、なるべく続けやすい価格帯のものを選ぶようにしましょう。
ヘンププロテインおすすめ8選
以下では、おすすめのヘンププロテインを8つ紹介していきます。
料金や成分など比較しながら、自分が続けられそうなプロテインを探してみてください。
- HEMPS 有機 ヘンププロテイン
- カカベル ヘンププロテイン パウダー
- GronG ヘンププロテインパウダー
- MADPROTEIN ヘンププロテイン
- HEMP STYLE ヘンププロテイン パウダー
- アマナ ナチュラル ヘンプ プロテイン
- ニューサイエンス ナチュラル ヘンププロテイン
- NICHIGA ヘンププロテイン
HEMPS 有機 ヘンププロテイン
引用:Amazon
参考価格 | 2,900円 |
---|---|
内容量 | 400g |
1杯あたりの エネルギー | 68kcal |
タンパク質含有率 | 53.5% |
タンパク質以外の 主な栄養素 | 脂質、炭水化物、鉄、銅、マグネシウム、亜鉛、ビタミンB1、ビタミンB6 |
種類 | ヘンプシード |
HEMPS 有機ヘンププロテインは、オーガニック認証を取得したオーガニックプロテインです。
純粋な麻の実を使ったヘンプシードパウダーは、きな粉のような自然な甘みとナッツの香ばしさがあり、飽きることのない美味しさ。
ミルキーな味わいでクセが少なく、アレンジレシピとして活用するのもgood!
まさとくん
女性に嬉しい、必須脂肪酸も豊富に含まれています。
ヘンプに含まれる栄養素をバランス良く含み、使い勝手の良いヘンププロテインを探している人におすすめです。
カカベル ヘンププロテイン パウダー
引用:Amazon
参考価格 | 2,880円 |
---|---|
内容量 | 420g |
1杯あたりの エネルギー | 120kcal |
タンパク質含有率 | 50% |
タンパク質以外の 主な栄養素 | 脂質、炭水化物、鉄、銅、マグネシウム、ビタミンE、ビタミンB6、ビタミンB12、ビタミンK、カルシウム、必須アミノ酸、アルギニン、グルタミン酸 |
種類 | ヘンプシード |
カカベル ヘンププロテインパウダーは、北米人気ブランドのヘンプオイルカナダ社で製造されたヘンププロテインです。
カナダで初のヘンプ専用加工施設を開設し、無農薬栽培の麻の実を自社工場で高品質なヘンプ商品に加工、FDAによるGRAS認可(※)を受けた高品質なプロテイン。
(※)GRAS認可とはアメリカの食品安全に関する認証制度
低温圧搾未精製のヘンプパウダーはトランス脂肪酸が含まれておらず、もちろん完全無添加で保存料・着色料も一切使用していません。
まさとくん
また、ヘンププロテインには含硫アミノ酸(メチオニン、システイン)も入っており、栄養マニアにはたまらない一品。
海外でも人気が高いヘンププロテインを購入したい人は、カカベル ヘンププロテインパウダーを試してみてください。
GronG ヘンププロテインパウダー
引用:Amazon
参考価格 | 2,480円 |
---|---|
内容量 | 500g |
1杯あたりの エネルギー | 76kcal |
タンパク質含有率 | 49% |
タンパク質以外の 主な栄養素 | 脂質、炭水化物、鉄、銅、マグネシウム、亜鉛、ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンE、ビタミンB6、カルシウム、ナイアシン |
種類 | ヘンプシード |
GronG ヘンププロテインパウダーは、麻の実だけを使用した甘味料・保存料・着色料不使用で無添加のヘンププロテインです。
麻の実の粉末だけを使用しているためダマになりにくく、さらっとした飲み心地。
かえでちゃん
植物性タンパク質は49%、必須アミノ酸も9種類配合され、成分も申し分ありません。
また食物繊維も豊富に含まれており、摂り過ぎてしまうとお腹が緩くなってしまうこともあるので、注意してください。
500gあたり2,480円と、他のヘンププロテインよりも比較的安く購入できるのも嬉しいポイント。
プロテインの王道ブランドで、安心のヘンププロテインを購入したい人は、GronG ヘンププロテインパウダーを試してみてください。
MADPROTEIN ヘンププロテイン
引用:Amazon
参考価格 | 2,980円 |
---|---|
内容量 | 500g |
1杯あたりの エネルギー | 79kcal |
タンパク質含有率 | 49.8% |
タンパク質以外の 主な栄養素 | 脂質、炭水化物、鉄、銅、マグネシウム、亜鉛、ビタミンA、ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンE、ビタミンB6、ビタミンB12、ビタミンK、ビタミンC、ビタミンD、カルシウム、ナイアシン、葉酸 |
種類 | ヘンプシード |
MADPROTEIN ヘンププロテインは、4種類の好きな味を選べるフレーバー付きのヘンププロテインです。
リッチチョコレート、抹茶ラテ、ほうじ茶、ノンフレーバーを展開。
人工甘味料不使用の自然な甘さで、甘いものが苦手な人でも美味しく飲み続けられます。
かえでちゃん
ミネラル・食物繊維・必須脂肪酸・9種の必須アミノ酸など、ヘンプの高い栄養価が無駄なく配合されています。
また、ほかのヘンププロテインにはあまりみられないビタミンも豊富に含まれているのが特徴的。
味付きのヘンププロテインを飲みたい人は、MADPROTEIN ヘンププロテインがおすすめです。
HEMP STYLE ヘンププロテイン パウダー
引用:Amazon
参考価格 | 2,880円 |
---|---|
内容量 | 500g |
1杯あたりの エネルギー | 120kcal |
タンパク質含有率 | 50% |
タンパク質以外 の主な栄養素 | 脂質、炭水化物、鉄、銅、マグネシウム、亜鉛、カルシウム、ナイアシン、必須アミノ酸、アルギニン、グルタミン酸 |
種類 | ヘンプシード |
HEMP STYLEヘンププロテインパウダーは、カナダ保健省の認可を受けた農園で栽培された麻の実だけで製造されたヘンププロテインです。
農薬・除草剤・防腐剤を使用せずに栽培された完全無添加パウダーなので、安心して飲み続けられます。
まさとくん
植物性タンパク質や必須脂肪酸はもちろんのこと、普段の食事で不足しがちなビタミン・ミネラルもバランス良く含まれています。
また必須脂肪酸の中でもGLA(ガンマリノレン酸)という栄養素が入っており、食事ではなかなか摂れない希少な栄養素が含まれているのも特徴の1つ。
そのため、不規則な食生活を送っている人に向いているヘンププロテインです。
アマナ ナチュラル ヘンプ プロテイン
引用:Amazon
参考価格 | 2,580円 |
---|---|
内容量 | 500g |
1杯あたり のエネルギー | 104kcal |
タンパク質含有率 | 47.6% |
タンパク質以外 の主な栄養素 | 脂質、炭水化物、鉄、銅、マグネシウム、亜鉛、ビタミンA、ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンE、ビタミンB6、ビタミンB12、ビタミンK、カルシウム、ナイアシン、カリウム |
種類 | ヘンプシード |
アマナ ナチュラル ヘンププロテインは、カナダ産で遺伝子組み換え不使用のヘンププロテインです。
使っている麻の実は残留農薬262種類と、重金属を分析し全て不検出という、天然成分そのままのナチュラルフード。
ベジタリアンやヴィーガンだけでなく、プロテインでお腹が緩くなりがちな人でも、安心して飲み続けられます。
コールドプレス法にて圧搾し、非加熱で製造されたヘンププロテインは大事な栄養素を逃しません。
かえでちゃん
渋みが強めで水に溶けにくい点がやや難点。
水ではなく豆乳やアーモンドミルクに溶かして飲むか、料理にアレンジするのがおすすめです。
ニューサイエンス ナチュラル ヘンププロテイン
引用:Amazon
参考価格 | 3,672円 |
---|---|
内容量 | 454g |
1杯あたりの エネルギー | 120kcal |
タンパク質含有率 | 50% |
タンパク質以外の 主な栄養素 | 脂質、炭水化物、亜鉛・マグネシウム、鉄、銅、必須アミノ酸 |
種類 | ヘンプシード |
ニューサイエンスナチュラル ヘンププロテインは、トランス脂肪酸フリー・完全無添加のヘンププロテインです。
使用している全ての麻の実は、農薬・除草剤・防腐剤を使用しておらず、カナダ保健省の認可を得た栽培者によって栽培されています。
ロス削減目的として技術的に困難な製造方法を採用しているため、ほかのヘンププロテインよりも値段はやや高めです。
まさとくん
ヘンプの栄養素が満べんなく含まれたヘンププロテインを探しているなら、ニューサイエンスナチュラル ヘンププロテインを試してみてください。
NICHIGA ヘンププロテイン
引用:Amazon
参考価格 | 3,600円 |
---|---|
内容量 | 500g |
1杯あたりの エネルギー | 116kcal |
タンパク質含有率 | 44% |
タンパク質以外の 主な栄養素 | 脂質、炭水化物、鉄、銅、マグネシウム |
種類 | ヘンプシード |
NICHIGA ヘンププロテインは、ラクトースフリー・グルテンフリーのヘンププロテインです。
製造に使われている麻の実は、カナダ食品検査庁(CFIA)とカナダ保健省の検査を受けた農場で栽培されたものです。
除草剤や防腐剤を使用せず、カナダ保健省が認めた栽培者によって栽培された、高品質な麻の実を使用。
残留農薬は国内検査機関300項目で不検出、厚生労働省令で定められた基準に適合し、安心して飲み続けられます。
植物性タンパク質・食物繊維・ミネラルをバランス良く配合し、健康志向の人にもおすすめ。
匂いや味にクセはほとんどなく、溶けやすいパウダーでサラリとした飲み心地を実現。
安心かつ高品質なプロテインを探している人は、NICHIGA ヘンププロテインを検討してみてください。
ヘンププロテインのメリット
ここではヘンププロテインのメリットについて、詳しく解説していきます。
- 必須脂肪酸が含まれている
- 食物繊維が豊富に含まれている
- ヴィーガンの方でも飲める
必須脂肪酸が含まれている
ヘンプは必須脂肪酸のオメガ6とオメガ3を含む植物のひとつで、ヘンプシード全体の約80%がこの必須脂肪酸だといわれています。
健康と美容に欠かせないオメガ6やオメガ3は魚の脂や植物に含まれており、その中でも特に多く含まれている植物の1つがヘンプ。
まさとくん
他にオメガ6とオメガ3を含む有名な食べ物として、魚油・ナッツ・種子などありますが、ヘンプシードほど理想的な割合ではありません。
ヘンププロテインは、必須脂肪酸が豊富かつバランスの優れた優秀なプロテインだといえます。
また厚生労働省では、オメガ6とオメガ3の目標量を、以下のように設定しています。
n‒6 系 脂肪酸 目安量 (g/ 日) | n‒3 系 脂肪酸 目安量 (g/ 日) | |||
---|---|---|---|---|
年齢 | 男性 | 女性 | 男性 | 女性 |
18~29 | 11 | 8 | 2.0 | 1.6 |
30~49 | 10 | 8 | 2.0 | 1.6 |
50~64 | 10 | 8 | 2.2 | 1.9 |
65〜74 | 9 | 8 | 2.2 | 2.0 |
75以上 | 8 | 7 | 2.1 | 1.8 |
引用:厚生労働省 日本人の食事摂取基準(2020年版)P151
ヘンププロテインをうまく活用しながら、それぞれ必要量に到達するよう食事内容を意識してみてください。
食物繊維が豊富に含まれている
ヘンププロテインは化学処理を施していないので、食物繊維が豊富に含まれています。
メーカーにもよりますが、1杯あたり約4〜6g程度の食物繊維が含まれており、1日あたりの目標量の約1/3にあたります。
厚生労働省策定の「日本人の食事摂取基準(2020年版)」では、一日あたりの「目標量」(生活習慣病の発症予防を目的として、現在の日本人が当面の目標とすべき摂取量)は、18~64歳で男性21g以上、女性18g以上となっています[2]。
引用:e-ヘルスネット
かえでちゃん
ヴィーガンの方でも飲める
ヘンププロテインはヘンプシードを原料とし、化学処理を行わない無添加のプロテインです。
そのため健康志向の人だけでなく、ヴィーガンの人でも安心して飲み続けられます。
まさとくん
ヘンププロテインのデメリット
ここではヘンププロテインのデメリットも紹介しているので、メリット・デメリットを理解した上で、ヘンププロテインを飲み始めるか検討しましょう。
- 1食あたりのタンパク質量が少なめ
- 一般的なプロテインより価格が高め
- 開封後は冷蔵庫での保存が必要
1食あたりのタンパク質量が少なめ
ヘンプシードは数種類のアミノ酸・必須アミノ酸を含んでいますが、ホエイプロテインなどに比べると1食あたりのタンパク質量が多少、少ないです。
かえでちゃん
しかし、必須脂肪酸やミネラル、食物繊維を豊富に含んでおり、ヘンプシードは栄養価が優秀なスーパーフードだといえます。
一般的なプロテインより価格が高め
一般的なプロテインの平均価格が4,000円〜5,000円/kgなのに対し、ヘンププロテインは5,000円〜6,000円/kg前後です。
栄養価が高く無添加で身体に優しいプロテインなだけに、やや価格が高めなのが難点。
まさとくん
自分の予算とよく相談しながら、続けやすい価格帯のものを選びましょう。
開封後は冷蔵庫での保存が必要
ヘンプシードは光によって酸化が進んでしまうため、冷蔵庫での保存が必須です。
1度開封したら2ヶ月を目安に、なるべく早く飲み切るようにしましょう。
ヘンププロテインの注意点
先ほど、ヘンププロテインには食物繊維が豊富に含まれていることは説明しました。
そのため、ヘンププロテインを飲みすぎると、食物繊維を摂りすぎてしまう場合もあります。
厚生労働省によれば、食物繊維を摂りすぎるとミネラルの吸収を妨げる可能性もあるため、飲みすぎには注意しましょう。
※参考:食物繊維 | e-ヘルスネット(厚生労働省)
かえでちゃん
ヘンププロテインに関するQ&A
最後に、ヘンププロテインに関するよくある質問を解説していきます。
- ヘンプシードとヘンププロテインの違いは?
- ヘンププロテインのおすすめの飲み方は?
ヘンプシードとヘンププロテインの違いは?
ヘンプシードはヘンプ(麻の実)をパウダー状にしたもので、ヘンププロテインはヘンプシードを原料としたプロテインです。
かえでちゃん
ただ、ヘンプシードオイルと比較した場合、ヘンプシードオイルが油なので必須脂肪酸が多いのに対し、ヘンププロテインは植物性タンパク質・食物繊維が豊富に含まれているのが特徴。
両方ともミネラルを豊富に含んでおり、ヘンプシードは日本でも人気を集めつつあるスーパーフードです。
ヘンププロテインのおすすめの飲み方は?
ヘンププロテインはきな粉のような風味があり、水や豆乳に溶かすと美味しく飲めます。
まさとくん
ヘンププロテインの中にはフレーバー付きのものも展開されているので、自分が飲み続けやすいものを探してみてください。
【まとめ】ヘンププロテインおすすめ8選
ヘンププロテインは、麻の実から作られた栄養価の高いプロテインです。
他のプロテインよりも値段は高めですが、栄養価が高く健康志向の人やヴィーガンの人におすすめ。
オーガニックであることは大前提で、選ぶときは製造元やオーガニック認証を取得しているか、しっかり確認してから購入しましょう。
飲み始める前にメリット・デメリットを理解した上で、よく考えながら購入を検討してみてください。
ランキング根拠
本記事では、以下の項目ごとにヘンププロテインを評価し、合計点数の高い順に商品を掲載しています。
なお、同順位の場合はタンパク質含有率(1食あたりに含まれるタンパク質量)の高い順に掲載しています。
- 1gあたり価格
※価格は記事執筆時点のものを参考にしています - タンパク質含有率
- 含有栄養素(タンパク質・脂質・炭水化物除く)
- 国内認定工場の製造有無
評価方法
1gあたり価格
1gあたり価格 | 点数 |
---|---|
5円以下 | 5 |
7円以下 | 4 |
9円以下 | 3 |
11円以下 | 2 |
11円超 | 1 |
タンパク質含有率
所要時間 | 点数 |
---|---|
80%以上 | 5 |
70%以上 | 4 |
60%以上 | 3 |
50%以上 | 2 |
50%未満 | 1 |
含有栄養素の種類(タンパク質・脂質・炭水化物は除く)
1回あたり料金 | 点数 |
---|---|
15種類以上 | 5 |
10種類以上 | 4 |
5種類以上 | 3 |
2種類以上 | 2 |
1種類以下 | 1 |
国内認定工場製造の有無
国内認定工場製造の有無 | 点数 |
---|---|
◯ | 3 |
× | 0 |
本記事掲載のヘンププロテインの評価
商品名 | 合計点数 | 掲載順 |
---|---|---|
HEMPS 有機 ヘンププロテイン | 10 | 1 |
カカベル ヘンププロテイン パウダー | 10 | 1 |
GronG ヘンププロテインパウダー | 10 | 1 |
MADPROTEIN ヘンププロテイン | 10 | 1 |
HEMP STYLE ヘンププロテイン パウダー | 9 | 5 |
アマナ ナチュラル ヘンプ プロテイン | 9 | 6 |
ニューサイエンス ナチュラル ヘンププロテイン | 7 | 7 |
NICHIGA ヘンププロテイン | 5 | 8 |
点数の内訳
1gあたり価格
商品名 | 1gあたり価格(円) | 点数 |
---|---|---|
HEMPS 有機 ヘンププロテイン | 7.3 | 3 |
カカベル ヘンププロテイン パウダー | 6.9 | 4 |
GronG ヘンププロテインパウダー | 5.0 | 5 |
MADPROTEIN ヘンププロテイン | 6.0 | 4 |
HEMP STYLE ヘンププロテイン パウダー | 5.8 | 4 |
アマナ ナチュラル ヘンプ プロテイン | 5.2 | 4 |
ニューサイエンス ナチュラル ヘンププロテイン | 8.1 | 3 |
NICHIGA ヘンププロテイン | 7.2 | 3 |
※Amazonの価格を参考
タンパク質含有率
商品名 | タンパク質含有率 | 点数 |
---|---|---|
HEMPS 有機 ヘンププロテイン | 53.5% | 2 |
カカベル ヘンププロテイン パウダー | 50.0% | 2 |
GronG ヘンププロテインパウダー | 49.0% | 1 |
MADPROTEIN ヘンププロテイン | 44.0% | 1 |
HEMP STYLE ヘンププロテイン パウダー | 50.0% | 2 |
アマナ ナチュラル ヘンプ プロテイン | 47.6% | 1 |
ニューサイエンス ナチュラル ヘンププロテイン | 50.0% | 2 |
NICHIGA ヘンププロテイン | 49.8% | 1 |
※1食あたりタンパク質/1食あたりg数で算出
含有栄養素の種類(タンパク質・脂質・炭水化物は除く)
商品名 | 含有栄養素の種類 | 点数 |
---|---|---|
HEMPS 有機 ヘンププロテイン | 6 | 2 |
カカベル ヘンププロテイン パウダー | 11 | 4 |
GronG ヘンププロテインパウダー | 10 | 4 |
MADPROTEIN ヘンププロテイン | 16 | 5 |
HEMP STYLE ヘンププロテイン パウダー | 9 | 3 |
アマナ ナチュラル ヘンプ プロテイン | 14 | 4 |
ニューサイエンス ナチュラル ヘンププロテイン | 5 | 2 |
NICHIGA ヘンププロテイン | 3 | 1 |
国内認定工場製造の有無
商品名 | 有無 | 点数 |
---|---|---|
HEMPS 有機 ヘンププロテイン | ◯ | 3 |
カカベル ヘンププロテイン パウダー | × | 0 |
GronG ヘンププロテインパウダー | × | 0 |
MADPROTEIN ヘンププロテイン | × | 0 |
HEMP STYLE ヘンププロテイン パウダー | × | 0 |
アマナ ナチュラル ヘンプ プロテイン | × | 0 |
ニューサイエンス ナチュラル ヘンププロテイン | × | 0 |
NICHIGA ヘンププロテイン | × | 0 |
上記評価軸は編集部で設定したものになりますので、あくまで参考値となります。
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